『死ぬまでにしたい10のこと』

 少しお片づけしてからツタヤへ。また映画を3本借りてきました!
 これ↑は予告を見て興味があったんだけど、23歳の主人公(6歳と4歳の女の子のお母さん)が末期癌で余命2ヶ月ってことを知ってから、「死ぬまでにしたいこと」を考えて実行する話。だけどあんまり暗くはなくて、めちゃくちゃ好きな映画だとは思わなかったけどいろいろ考えさせられたかも??
 一番印象的だった台詞が、後数ヶ月で死ぬってわかって、「まるで初めて夢から覚めたみたいな気分」っていうの。17歳と19歳で出産して、家計も苦しいから仕事もしながら、夫と娘2人と幸せだけどたぶん無我夢中で生活してきてて、もうすぐ死ぬってことが夢だというより、今までの生活が全部夢だったような気分なんだろうな〜はじめて立ち止まって自分の人生を考える機会を持ったんだと思うのね。
 昔、終末期医療のことを調べたときに、日本では死がタブー視されていて、日ごろ死について考えたり話したりする機会をもたない傾向にあるから、いざというとき自分の死と直面することができないってことが告知の問題を欧米より難しくしてるって聞いたことがあって。中学生のときだと思うけど、世界史で中世(だっけ?)の宗教の引き締めの時代に「メメント・モリ」って言葉を唱えたって習ったことを思い出したり。「死を覚えよ」って意味だったはずなんだけど。「死を覚えよ」っていうのは、全然マイナスな姿勢じゃなくて、死を意識することで生を考えようっていうプラスな考え方なんだって、中学生で聞いたときには「ふ〜ん、そんなものかな〜」と思ったけど、わたしも30歳近くになってあらためてなるほどナと思うわ。
 あと2ヶ月で死ぬとしたら何するかな?ってチュンタくんと考えてみたの。彼はとりあえず1ヶ月で世界旅行らしい・・・わたしは、初音ちゃんのお洋服を買うかもって思いました。18歳になるまでの、入学式と卒業式とお誕生日とクリスマスと初デートの時用。それから、この映画の主人公と同じだけど、将来の分も初音ちゃんへのお誕生日カードを用意して。。。あとは、大好きな人に大好きって言って回るかな〜でも2ヶ月なんて余裕のないパターンのほうが多いんだから、やっぱりふだんからちゃんと自分の気持ちを伝えておくべきですね。